早速使ってみよう
ここでは、お買い上げいただいたMP3シリーズの動作確認をするための手順を説明します
手っ取り早く確認するために、スピーカ1個と、スイッチ1つで確認してみましょう。
ステップ 1 結線
用意するもの
・MP3-S8音声ボード
・スピーカ 8Ω1W程度1つ。適当な押しボタンスイッチ1つ(押している間だけ、ONになるもの)。
・電源ユニット (電圧12V。 最大電流0.8A以上の直流安定化電源。 単なるACアダプタは不可。)
・音声ファイルを記録するためのSDメモリーカード。 8Mバイト以上の容量のもの
・配線用の電線 適宜
表1:コネクタ結線
とりあえず、下の表の水色で表示されたものだけ配線すれば最小限の機能確認ができます。
コネクタ 名称 |
信号名 (シルク名) |
説明 | 備考 |
---|---|---|---|
CN1 | 1 | センサー1番の信号入力端子です。 Gヘは、アース側の端子を接続します。 | 外部からは電圧を入力しないでください。配線長が30センチを超える場合には、必ずツイストペア線かシールド線を使ってください。 |
G | |||
2 | センサー2番の信号入力端子です。 | ||
G | |||
3 | センサー3番の信号入力端子です。 | ||
G | |||
4 | センサー4番の信号入力端子です。 | ||
G | |||
CN2 | 5 | センサー5番の信号入力端子です。 Gヘは、アース側の端子を接続します。 | 外部からは電圧を入力しないでください。配線長が30センチを超える場合には、必ずツイストペア線かシールド線を使ってください。 |
G | |||
6 | センサー6番の信号入力端子です。 | ||
G | |||
7 | センサー7番の信号入力端子です。 | ||
G | |||
8 | センサー8番の信号入力端子です。 | ||
G | |||
CN4 | R | ラインレベル出力右 | 本ボードの外側にアンプを接続する場合のオーディオ信号は、このコネクタから得てください。 |
G | 上記信号のGND側 | ||
L | ラインレベル出力左 | ||
G | 上記信号のGND側 | ||
CN5 | R | スピーカ右 | |
G | 上記信号のGND側 | ||
L | スピーカ左 | ||
G | 上記信号のGND側 | ||
CN6 | + | 12V安定化電源の+側を接続します。 | |
GND | 12V安定化電源の-側を接続します。 | ||
CN7 | C (下側) | 外部パワーアンプ制御用トランジスタのコレクタ側 | オープンコレクタによるスイッチングです。(有極性) |
無表示(上側) | 上記信号のGND側 | ||
S3 TEST | 無表示(上側) | 再生停止スイッチ信号側 | 再生停止スイッチを利用する場合、このコネクタで接続してください |
無表示(下側) | 上記信号のGND側 |
シルク名とは、基板の表面に白色の文字で印刷された部品名や信号名のことです。
ステップ 2 SDメモリーカードの準備
ボードを評価するには、SDメモリーカードに特定のファイル名のMP3ファイルがいくつか必要です。
手順:
・PCにSDメモリーカードを読み書きできるリーダライターを接続します。 初めての場合、ドライバーソフトなどのインストールが必要になりますので、リーダーライターのマニュアルを参照してください。
・初めて使用するSDメモリーカードの場合、フォーマットを実行してください。
・適当なMP3ファイルをどこからか入手して、そのファイル名を N1.MP3 へ変更してください。
・上記のN1.MP3と変更されたファイルをドラッグドロップなどで、SDメモリーカード上の最上位フォルダへコピーします。
・必要に応じて、(センサー2からセンサー8までを試すなら)N2.MP3 から N8.MP3 を上記同様にSDメモリーカード上へコピーしてください。
・コピー完了したSDメモリーカードをMP3シリーズボード側にセットしてください。
お手元に適当なMP3ファイルがない場合、ここに8種類のサンプルMP3ファイルをLHAで圧縮してあります。
ダウンロード後、解凍してご利用ください。
サンプルMP3ファイルの出展(著作権表示) http://www.tam-music.com/ TAM Music Factory
当社では、リーダーライターとして、アイオーデータ製 USB2-7inRW でSDメモリーカードを読み書きしています。
ステップ 3 DIPスイッチの確認
工場出荷時には、DIPスイッチの4ビットはすべてオフ(通常再生モード)になっていますが、念のためにご確認ください。
モード番号 | DIP スイッチの各ビット(左から) | 動作 |
---|---|---|
0 | off-off-off-off | 通常再生モード |
1 | off-off-off-ON | 後入力優先再生モード |
2 | off-off-ON-off | 優先順位再生モード |
3 | off-off-ON-ON | 順次再生モード |
4 | off-ON-off-off | 先行入力モード |
5から14 | - - - - | Reserved |
15 | ON-ON-ON-ON | 工場テスト用 |
ステップ 4 電源の投入・再生の確認
ここまでのすべてがOKなら、ボードにSDメモリーカードをセットして電源を投入してください。
CN1に接続されたスイッチを押す(1とGの間をピンセットでショートしてもOK)と、スピーカからN1.MP3が再生開始します。
音量調整するには、ボード上のVOL+とVOL-を適宜押してください。
・モード0では、センサー1のスイッチに対応するN1.MP3が再生されます。 センサー2以降の動作を試すなら、対応するN2.MP3以降のファイルがSDメモリーカードに存在しなければなりません。
・モード切替および、SDメモリーカードの入れ替えを行ったときは、本ボードの電源を再投入しなおしてください。
手っ取り早く確認するために、スピーカ1個で確認してみましょう。
ステップ 1 結線
用意するもの
・MP3-C1 音声ボード
・スピーカ 8Ω1W程度1つ。適当な押しボタンスイッチ1つ(押している間だけ、ONになるもの)。
・電源ユニット (電圧12V。 最大電流0.8A以上の直流安定化電源。 単なるACアダプタは不可。)
・音声ファイルを記録するためのSDメモリーカード。 8Mバイト以上の容量のもの
・配線用の電線 適宜
表1:コネクタ結線
とりあえず、下の表の水色で表示されたものだけ配線すれば最小限の機能確認ができます。
コネクタ 名称 |
信号名 (シルク名) |
説明 | 備考 |
---|---|---|---|
CN1 | 1 | センサー1番の信号入力端子です。 Gヘは、アース側の端子を接続します。 | 外部からは電圧を入力しないでください。配線長が30センチを超える場合には、必ずツイストペア線かシールド線を使ってください。 |
G | |||
2 | センサー2番の信号入力端子です。 | ||
G | |||
3 | センサー3番の信号入力端子です。 | ||
G | |||
4 | センサー4番の信号入力端子です。 | ||
G | |||
CN2 | G | 下記信号のGND側 | |
R | 受信データ入力端子です。ホストコントローラの送信データを接続します。 | ||
G | 下記信号のGND側 | ||
T | 送信データ出力端子です。ホストコントローラの受信データを接続します。 | ||
CN4 | R | ラインレベル出力右 | 本ボードの外側にアンプを接続する場合のオーディオ信号は、このコネクタから得てください。 |
G | 上記信号のGND側 | ||
L | ラインレベル出力左 | ||
G | 上記信号のGND側 | ||
CN5 | R | スピーカ右 | |
G | 上記信号のGND側 | ||
L | スピーカ左 | ||
G | 上記信号のGND側 | ||
CN6 | + | 12V安定化電源の+側を接続します。 | |
GND | 12V安定化電源の-側を接続します。 | ||
CN7 | C (下側) | 外部パワーアンプ制御用トランジスタのコレクタ側 | オープンコレクタによるスイッチングです。(有極性) |
無表示(上側) | 上記信号のGND側 | ||
CN10 | 無表示(上側) | 再生停止スイッチ信号側 | 再生停止スイッチを利用する場合、このコネクタで接続してください |
無表示(下側) | 上記信号のGND側 |
シルク名とは、基板の表面に白色の文字で印刷された部品名や信号名のことです。
ボードのCN2とコントローラ側のRS232ケーブルの配線は下図のようにしてください。
配線の長さが30センチを超える場合は、必ずツイストペア線を用いてください。 このとき、TとGで1つのペア、RとGで1つのペアとします。 TとRをペアにすることは絶対に避けてください。 ノイズ対策が必要な場合、シールド線を用い、外皮をCN2の最寄のアースランド(3.2mmホールあり)へタマゴラグなどへ接続すると効果的です。 |
ステップ 2 SDメモリーカードの準備
ボードを評価するには、SDメモリーカードにMP3ファイルが最小でも1つ必要です。
ファイル名としては英数半角の最大8文字に.MP3という拡張子が必ず必要です。 ロングファイルネームは利用できません。
大文字と小文字は同一とみなされます。
手順:
・PCにSDメモリーカードを読み書きできるリーダライターを接続します。 初めての場合、ドライバーソフトなどのインストールが必要になりますので、リーダーライターのマニュアルを参照してください。
・初めて使用するSDメモリーカードの場合、フォーマットを実行してください。
・適当なMP3ファイルをどこからか入手して、そのファイル名を N1.MP3 へ変更してください。
・上記のN1.MP3と変更されたファイルをドラッグドロップなどで、SDメモリーカード上の最上位フォルダへコピーします。
・コピー完了したSDメモリーカードをMP3-C1ボード側にセットしてください。
お手元に適当なMP3ファイルがない場合、ここに8種類のサンプルMP3ファイルをLHAで圧縮してあります。
ダウンロード後、解凍してご利用ください。
サンプルMP3ファイルの出展(著作権表示) http://www.tam-music.com/ TAM Music Factory
当社では、リーダーライターとして、アイオーデータ製 USB2-7inRW でSDメモリーカードを読み書きしています。
ステップ 3 DIPスイッチの確認
工場出荷時には、DIPスイッチの4ビットはすべてオンになっていますが、念のためにご確認ください。
DIPSW ビット位置 |
名称 | 機能 | 備考 |
1 | 通信速度切り替え | OFF: 9600bps | この2種類の速度以外はサポートしません |
ON: 38400bps | |||
2 | EASY/NORMAL モード切替 |
OFF: EASYモード。1つのプレイコマンド動作が終了するまで次のコマンドを受付しません。 | NORMALモードではプレイコマンドを受付したら即座に+応答が返ります |
ON: NORMALモード。1つのプレイコマンド動作の途中であっても次のコマンドを受付します。 | |||
3 | エコー通知 | OFF:エコーします | |
ON:エコーしません | |||
4 | エラー通知 | OFF:文字列で通知します | |
ON:数値コードで通知します |
ステップ 4 電源の投入・再生の確認
ハイパーターミナルを使って確認する場合、DIPスイッチはすべてOFFにしてください。
ここまでのすべてがOKなら、ボードにSDメモリーカードをセットして電源を投入してください。
PC側にて、ハイパーターミナル等のシリアル通信ソフトを起動し、下記のように設定してください。
9600bps、8ビット、パリティ無し、ストップビット1、フロー制御無し
ボードの電源を投入したら、MP3-C1のオープニングメッセージが画面に表示されるはずです。
再生テストをするには、下記のように、PLAY とスペース1つ、ファイル名を入力してエンターキーを押してください。
PLAY N1.MP3
これで音が再生されればOKです。
音量調整するには、ボード上のVOL+とVOL-を適宜押してください。
・DIPスイッチの変更、SDメモリーカードの入れ替えを行ったときは、必ず本ボードの電源を再投入しなおしてください。