MP3−B127 取り扱い説明書  (Ver 1.1 2015-03-03 一部修正)

早速使ってみよう

ここでは、お買い上げいただいたMP3-B127の動作確認をするための手順を説明し、その後でホストコントローラとのインターフェースについて説明します。

本説明書はMP3-B127固有の情報です。 MP3-S4 あるいは、MP3-S8 、MP3-S16 などとは無関係です。ご注意ください。


まずは手っ取り早く、スピーカ1個と、ピンセットによる制御入力ショートで動作確認してみましょう。

ステップ 1 結線 

用意するもの
MP3-B127音声ボード
・スピーカ 8Ω1W程度1つ。
・電源ユニット (電圧12V。 最大電流0.8A以上の直流安定化電源。 単なるACアダプタは不可。)
・音声ファイルを記録するためのSDメモリーカード。 8Mバイト以上の容量のもの
・配線用の電線 適宜。 ピンセット。

表1:コネクタ結線

とりあえず、下の表の水色で表示されたものだけ配線すれば最小限の機能確認ができます。

コネクタ
名称
信号名
(シルク名)
説明 備考
CN1 1 DATA1(最下位bit)の信号入力端子です。 Gヘは、アース側の端子を接続します。 外部からは電圧を入力しないでください。配線長が30センチを超える場合には、必ずツイストペア線かシールド線を使ってください。

距離がそれより短い場合でも信号とグランドをそれぞれツイストペアとすることをお勧めします。
G
2 DATA2 の信号入力端子です。
G
3 DATA3 の信号入力端子です。 
G
4 DATA4 の信号入力端子です。
G
CN2 5 DATA5 の信号入力端子です。 Gヘは、アース側の端子を接続します。 外部からは電圧を入力しないでください。配線長が30センチを超える場合には、必ずツイストペア線かシールド線を使ってください。

距離がそれより短い場合でも信号とグランドをそれぞれツイストペアとすることをお勧めします。
G
6 DATA6 の信号入力端子です。
G
7 DATA7 (最上位bit)の信号入力端子です。
G
8 *STROBE の入力端子です。
G
CN4 R ラインレベル出力右 本ボードの外側にアンプを接続する場合のオーディオ信号は、このコネクタから得てください。
G 上記信号のGND側
L ラインレベル出力左
G 上記信号のGND側
CN5 R スピーカ右
G 上記信号のGND側
L スピーカ左
G 上記信号のGND側
CN6 + 12V安定化電源の+側を接続します。
GND 12V安定化電源の-側を接続します。
CN7 C (下側) *Command Ready 出力用トランジスタのコレクタ側 オープンコレクタによるスイッチングです。(有極性)
無表示(上側) 上記信号のGND側
S3 TEST 無表示(上側) 再生停止スイッチ信号側 再生停止スイッチを利用する場合、このコネクタで接続してください
無表示(下側) 上記信号のGND側

シルク名とは、基板の表面に白色の文字で印刷された部品名や信号名のことです。


 ステップ 2 SDメモリーカードの準備

ボードを評価するには、SDメモリーカードに特定のファイル名のMP3ファイルが最低でも1つ必要です。

手順:
・PCにSDメモリーカードを読み書きできるリーダライターを接続します。 初めての場合、ドライバーソフトなどのインストールが必要になりますので、リーダーライターのマニュアルを参照してください。

・初めて使用するSDメモリーカードの場合、フォーマットを実行してください。(FAT16のみOK。FAT32は不可)
・適当なMP3ファイルをどこからか入手して、そのファイル名を B001.MP3 へ変更してください。
・上記のB001.MP3と変更されたファイルをドラッグドロップなどで、SDメモリーカード上の最上位フォルダへコピーします。
・必要に応じて、(試したいバイナリデータの番号に応じて)B002.MP3 や B004.MP3 などを上記同様にSDメモリーカード上へコピーしてください。
・コピー完了したSDメモリーカードをMP3-B127ボード側にセットしてください。


当社では、リーダーライターとして、アイオーデータ製 USB2-7inRW でSDメモリーカードを読み書きしています。


ステップ 3 DIPスイッチの確認
工場出荷時には、DIPスイッチの4ビットはすべてオフ(通常再生モード)になっていますが、念のためにご確認ください。

モード番号 DIP スイッチの各ビット(左から) 動作
0 off-off-off-off 通常再生モード
1 off-off-off-ON 後入力優先再生モード
2 off-off-ON-off 先行入力モード
3から14 - - - - Reserved
15 ON-ON-ON-ON 工場テスト用

ステップ 4 電源の投入・再生の確認
ここまでのすべてがOKなら、ボードにSDメモリーカードをセットして電源を投入してください。
CN1の1-G 間をショートしたままで、CN2の8-G間をピンセットなどでショートすることにより、スピーカからB001.MP3が再生開始します。
音量調整するには、ボード上のVOL+とVOL-を適宜押してください。

・モード切替および、SDメモリーカードの入れ替えを行ったときは、本ボードの電源を再投入しなおしてください。

ここまでで、手動による動作確認が終わったことになります。 以下、上位コントローラとのインターフェイスについて説明します。


制御インターフェース

7ビットのバイナリデータ(ファイル番号)をストローブとともに与えることにより、与えた番号に対応するMP3ファイルが再生されます。
ただし、ファイル番号0番は、再生を停止させるために存在します。 バイナリ信号は1から&h7F までが B001.MP3 から B127.MP3という固定ファイル名に対応します。 存在しないファイル番号が指定されると、アラーム音を鳴らした後に、本ボードは自分自身をリブートします。リブート時に若干のポップノイズが出ます。

入力されるバイナリデータと再生されるMP3ファイルのファイル名との対応関係表

入力データ(二進数) 入力データ(10進数) 再生ファイル名
0000000 0 再生のキャンセル
0000001 1 B001.MP3
0000010 2 B002.MP3
0000011 3 B003.MP3
以下同様 以下同様
0001010 10 B010.MP3
1111111 127 B127.MP3


制御信号の説明

信号名 説明 信号方向
*Command Ready 本ボードが再生コマンドを受け取ることができる状態のときにローが出力されます。 オープンコレクタですので、コントローラ側にてプルアップが必要です。 コントローラ <--- 本ボード
*Strobe 本ボードへ再生コマンドを出すときにローを与えてください。ボード内部にて3.3V電圧へ抵抗プルアップされています。 コントローラ ---> 本ボード
DATA 7ビットバイナリデータ。負論理です。
コネクタCN1の1センチほど右側にあるRSV2の手前側ジャンパー、またはJ1という名前のジャンパーをニッパーでカットすることにより正論理へ変更できます。
RSV2 という名前であるか、それともJ1という名前であるかは基板の版数により異なりますのでご注意ください。
コントローラ ---> 本ボード

本ボードの入力信号(*StrobeおよびDATA)は内部で抵抗を通じて3.3Vへプルアップされています。このため、コントローラ側からは絶対に電圧を印加しないでください。 オープンコレクタあるいはリレー接点を本ボードの入力信号として与えてください。

本ボードの出力信号(*Command Ready) はトランジスタによるオープンコレクタです。 コントローラ側では本信号を適正に処理してください。アイソレーションが重視される場合、フォトカプラなどを利用すると良好な結果が得られるでしょう。


ホストハンドシェークタイミング

下記のタイミング規定に従います。

・再生コマンドは再生すべきMP3ファイルの番号が確定したのちに、*Command Ready がローであることを確認してから、DATAとともに*Strobeを20ミリ秒以上与えてください。 *Strobeの立ち上がりエッジにてDATAが取り込まれますが、*Strobeの立ち上がりエッジから20ミリ秒経過するまではDATAを保持してください。

・実行されている再生のキャンセルは、DATAをすべて0としてコマンドを与えることによりキャンセルできます。この場合のみ、*Readyをチェックする必要はありません。


信号名 最小値(ミリ秒) 最大値(ミリ秒)
tpwcr 20 モードにより異なります
tcycs 100 ---
tpws 20 1000
tsud 10 ---
thld 20 ---

入力部等価回路